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心筋炎 |
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最終更新日 04/30/00
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一般に心臓の筋肉(心筋)は全身に血液を送る唯一の臓器です。 ですからこの心筋になんらかの障害が発生すると心臓の収縮する力が弱り、全身に必要な血液を送ることが不可能になり、他の臓器にいろいろな障害が生じて生命の危険が生じます。 心筋炎とは心臓の筋肉(心筋)に主にウイルスが感染し炎症がおこり心筋自体の破壊が生じて、結果として心臓の収縮機能を低下させる疾患です。 原因ウイルスの中でもコクサッキーウイルス、インフルエンザウイルスが代表的で、こういったウイルスは日常私達が罹患する感冒の原因ウイルスであり、普段お目にかかる決して珍しくはないウイルスなのです。
多くの場合は発熱、咳、頭痛、咽頭痛、全身倦怠感等の感冒様症状が先行します。その後、もともと心臓に異常が無かった方でも、感冒にしては息切れが強くなったり、咳も続くと思っているうちに動悸がするようになったり、夜間仰向けに寝ることができなくなったり、全身にむくみが生じたりします。 なによりもこの疾患で重要なことは感冒と見過ごされて無治療で経過しますとどんどん心筋の細胞破壊が進み生命に危険を生じることのある疾患であることです。ですから感冒と思って安心せず、上記の症状が加わるようになりましたら早めに循環器内科に診察を求めることがなによりも重要です。何度もいいますが心筋炎は放っておくと死に至るおそろしい病気なのです。
1) 心不全 ウイルスにより心筋収縮能が障害されることより心臓のポンプ力が弱まり、息切れ、呼吸困難、全身倦怠感、全身のむくみといった心不全症状が生じることがあります。 2) 不整脈 心臓の中で脈をつくり出す刺激伝導系に障害を来し重症の不整脈を生じることがあり、薬物治療のみならず一時的なペースメーカーという器械の助けを必要とする場合があります。
ふつうの心電図検査や胸部レントゲン検査以外に、血液検査でウイルスの感染の有無を調べます。また、心臓超音波検査(心エコー)で心臓のポンプ機能が弱まっていないかどうか、心室が拡大していないかどうかなどを調べます。
まず心筋炎の急性期(発症1週間程度)の時期に、非ステロイド系消炎剤を使用すると心筋の破壊を増悪させる可能性があり現在では使用を避けたほうがよいといわれております。したがって感冒と自己診断し、むやみに感冒薬を服用することは非常に危険なこととなります。心筋炎と診断した場合は入院治療が原則で、現在の医療技術では心筋炎を起こすウイルスを殺したり排除できる薬剤は無いために、合併症を防止する対症治療が中心となります。 |
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