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最終更新日 08/27/01

 

Effect of Statin Therapy on C-Reactive Protein Levels

The Pravastatin Inflammation/CRP Evaluation (PRINCE): A Randomized Trial and Cohort Study

Michelle A. Albert, MD; Ellie Danielson, MIA; Nader Rifai, PhD; Paul M Ridker, MD; for the PRINCE Investigators

JAMA. 2001;286:64-70

(背景)

炎症マーカーの血中CRPレベルは心血管系リスクと相関するとされ、後ろ向きの研究ではスタチン系高脂血症薬がLDLコレステロールレベルとは無関係にCRPレベルを低下させるとされている。しかしスタチンの抗炎症効果の前向き研究は今回が初めてである。

(目的)

pravastatin(メバロチン)はhs-CRP(高感度CRP)レベルを低下させる抗炎症作用を有するか?

(方法)

デザイン

1次予防群:心血管系の履歴のない1702例を無作為二重盲検試験

2次予防群:心血管系の履歴のある1182例のオープン試験

介入

1次予防群:pravastatin 40mg/日またはプラシーボを24週間投与

2次予防群:pravastatin 40mg/日を24週間投与

アウトカム

ベースラインから24週までのhs-CRPの変化

(結果)

1次予防群:pravastatin投与群では24週後プラシーボ群に比しhs-CPRの中央値は16.9%(p<.001)低下し、pravastatin投与群でhs-CPRは0.02mg/dl低下させたが、プラシーボ群では変化はみられなかった。この効果は12週後に既に見られ(中央値は14.7%低下, P<.001)、性別、年齢別、喫煙、BMI、観察期の脂質レベル、糖尿病の有無、アスピリンやHRT療法の有無に関わらず観察された。

観察期hs-CRP値と観察期LDL-コレステロール値、治療期hs-CRPと治療期LDL-コレステロール値、hs-CRP変化度とLDL-コレステロール変化度の相関は見られなかった。

回帰分析にて対数化したhs-CRP値の変化の予測因子はスタチン投与と観察期hs-CRPレベルのみであった(p<.001)。

2次予防群:pravastatin治療にてhs-CRPは12週(-14.3%)と24週(-13.1%)で有意の低下(両時期ともp<.005)を示した。

(結論)

この前向き試験にてpravastatinは12週と24週でhs-CRPをLDL-コレステロールとは無関係に低下させた。これによりスタチンは脂質低下作用に加え抗炎症効果を有することが明らかにされた。

 

参考記事

PubMed 抄録

メディカルトリビューン2000年5月18日 (VOL.33 NO.20)