PRESTO: The Prevention of
Restenosis with Tranilast and its Outcomes
74th American Heart Association Scientific Sessions
2001, Day 2 - November 12, 2001
Presenter: David R. Holmes, Rochester, Minnesota
(目的)
Tranilast(リザベン、トラニラスト)は日本で経口的にケロイドや肥厚性瘢痕治療として広く用いられている。本剤は、PDGF惹起性の血管平滑筋の遊走や増殖を抑制に加え、コラーゲン合成、TGF-ベータ誘発性コラーゲン、glycosaminoglycan合成も抑制する。更にproto-oncogene
c-mycの発現も抑制するとされる。以上より冠動脈のPCI後の再狭窄、臨床的イベントに対する効果を検討した。
(方法)
多施設、プラシーボを対照とした二重盲検試験で、PCI成功後の11,500例がエントリーされた。
1次エンドポイントは主な心臓イベントすなわち死亡、心筋梗塞、虚血により標的血管の血行再建の複合とした。
PCI後4から8時間後に無作為にプラシーボ(n=2298)、Tranilast
300mgを1ヶ月(n=2206)または3ヶ月(n=2300)、Tranilast450mgを1ヶ月(n=2328)または3ヶ月(n=2300)の5群に割り付け9ヶ月後に血管造影を施行した。
(結果)
5群の介入前の血管造影上所見等に関しては有意差はみられなかった。
5群間でイベント発生頻度、再狭窄率には差がみられなかった(下の表)。
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プラシーボ
(n=2298)
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300 mg
1ヶ月間
(n = 2206)
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450 mg
1ヶ月間
(n = 2328)
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300 mg
3ヶ月間
(n = 2300)
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450 mg
3ヶ月間
(n = 2300)
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イベント数
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358
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352
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351
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363
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364
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イベントの累積危険率 (%)
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15.7
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15.4
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15.5
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16.0
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16.0
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再狭窄(%)
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33
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35
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33
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35
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32
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(結論)
Tranilastは再狭窄予防に対する理論的魅力のある薬剤ではあったが、このよくデザインされた試験にて再狭窄や臨床的イベントに対する効果は認められなかった。