CAPRICORN

 

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最終更新日 04/24/01

 

 

CAPRICORN(CArvidilol Post-infaRct survIval COntRol in LV dysfunctioN): A Multinational, Randomized, Double-blind Study on the Effects of Carvedilol on Mortality and Morbidity in Patients With Left Ventricular Dysfunction after MI

50th Annual Scientific Sessions of the American College of Cardiology, March 20, 2001

Henry J. Dargie, MD, University of Glasgow, Glasgow, United Kingdom

(目的)

急性心筋梗塞の1980年代のベータ遮断薬のトライアルでは普通血栓溶解剤、アスピリン、ACE阻害薬を使用しておらず、更に急性心筋梗塞後の心不全例は通常トライアルから除外されていた。急性心筋梗塞で通常の治療を受けている左室機能障害例でのベータ遮断薬の臨床経過に与える影響についての研究は皆無である。

(方法)

1959例の患者はcarvedilol(アーチスト)群(n=975)またはプラシーボ群(n=984)に無作為に割り付けられ、carvedilolは6.25mg( 1 日 1 回または分 2 )より開始し,2 〜 4 週で50mg(分 2 )まで増量できることとした。

エントリー条件は急性心筋梗塞後3日から21日以内(平均10日)でLVEFがエコー検査にて40%未満、通常の治療の併用すなわちアスピリン、血栓溶解剤、PCI、ACEの48時間以上の使用である。

1次エンドポイントは全死亡率、トライアル中に心血管系事故による入院が付け加えられた。2次エンドポイントは心臓突然死、心不全による入院とした。

(結果)

両群間の患者背景に差はなかった。平均年齢63歳で、平均のEFは32%で、45%から47%が血栓溶解療法を受け、85%がアスピリンを内服、97%以上がACE阻害薬を投与された。Carvedilolの忍容性はよく、プラシーボとcarvedilol両群とも約20%の投与中止率であった。

全死亡率はcarvedilol群で23%減少(12% vs 15%; p = .031)。Kaplan-Meier曲線では全死亡率はエントリー直後から差が出始めた。心血管事故による入院はcarvedilol群で減少する傾向がみられた(35% vs 37%; p = .296)。

2次エンドポイントの心臓突然死と心不全による入院も減少の傾向を示し、非致死的心筋梗塞は41%減少した(p=.014)。全死亡率と非致死的心筋梗塞をあわせると29%の減少となった(p=.002)。

(結論)

Carvedilolは急性心筋梗塞後の左室機能障害例で全死亡率を減少させた。

1年間に1死亡を予防するNNT(number needed to treat)は43であった。

Carvedilolは主要な冠動脈のイベント特に非致死的心筋梗塞を減少させた。