ARTS trial

 

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最終更新日 06/23/01

 

 

ARTS Trial (Arterial Revascularization Therapies Study)

Comparison of coronary-artery bypass surgery and stenting for the treatment of multivessel disease.

Serruys PW, Unger F, Sousa JE, Jatene A, Bonnier HJ, Schonberger JP, Buller N, Bonser R, van den Brand MJ, van Herwerden LA, Morel MA, van Hout BA; Arterial Revascularization Therapies Study Group. Academisch Ziekenhuis Rotterdam Dijkzigt, The Netherlands.

N Engl J Med 2001 Apr 12;344(15):1117-24

(目的)

近年冠動脈ステント留置術により、血管形成術を受けた患者の短期および長期予後を改善しつつあり、冠動脈多枝病変を有する患者に対するバイパス術と経皮的介入(PCI)の有用性を再評価した。

(方法)

1205例をステント留置またはバイパス術に無作為に割付けた。エントリーは心臓外科医と介入的治療をおこなう心臓専門医の意見が、ステント留置とバイパス術のどちらの治療によっても同程度の血行再建が可能との意見が一致した場合にのみ行った。1次臨床エンドポイントは、治療後1年目までに心臓、脳血管の重大な有害事象が発生しないこととし、治療に要した医療コストについても評価した。

(結果)

治療後1年目の時点における死亡率、脳卒中、心筋梗塞の発生率には2群間に有意差はみられなかった。脳卒中や心筋梗塞の発生がなかった患者のうちで2回目の血行再建術を受けた患者は、ステント留置群では16.8%、手術群では3.5%であった。1年後でのイベントなしの生存率は、ステントの留置群では73.8%、バイパス術群87.8%であった(p<.001)。

初回治療のコストは、ステント留置群ではバイパス術群よりも4212米ドル少なかったが、この差はステント留置群での血行再建術の再施行の増加のため追跡調査の期間中に縮まり、1年後ではステント留置群で患者当り2973米ドルの差と推定された。

(結論)

1年後の評価では冠動脈多枝病変に対する冠動脈ステント留置はバイパス術よりもコストが低く、バイパス術に匹敵する死亡、脳卒中、心筋梗塞予防効果が得られた。しかしながらステント留置術は血行再建術の再施行の必要性が高かった。