OPTIMAAL

 

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最終更新日 09/06/02

 

 

OPTIMAAL (The Optimal Therapy in Myocardial Infarction with the Angiotensin II Antagonist Losartan)

European Society of Cardiology (XXIV), Sep. 2, 2002

Presented by Kenneth Dickstein, MD, PhD

(目的)

ACE阻害薬はアンジオテンシンIIの有害作用を抑制し、心筋梗塞の心不全、心機能障害を予防することで予後を改善することが知られている。選択的アンジオテンシンタイプ1の受容体拮抗薬(ARB)もレニン-アンジオテンシン系抑制の他の選択枝である。心筋梗塞後の高リスク群に対する全死亡抑制効果について、ARBのロサルタンはACE阻害薬のカプトプリルに比し同等または優るとの仮説のもとに多施設無作為化試験を実施した。

(方法)

急性期に心不全を有するQ波急性前壁心筋(再)梗塞5477例を対象(平均年齢67.4歳))とし、ロサルタン群は50mg1日1回投与(n=2744)とカプトプリル群は50mg1日3回投与(n=2733)に無作為に振り分けられた。1次エンドポイントは全死亡とした。

(結果)

平均2.7年の追跡期間中に死亡はロサルタン群で499例(18%)、カプトプリル群では447例(16%)であり(RR=1.13、P=.069)、カプトプリル群の方が死亡率が低い傾向が認められた。

同様の傾向は2次、3次エンドポイントでも認められ、心臓突然死や蘇生された心停止例はロサルタン群とカプトプリル群でそれぞれ239例(9%)と203例(7%)、致死的、非致死的再梗塞はそれぞれ384例(14%)と379例(14%)であった。再入院率に関しては有意差なしであった。

ロサルタンはカプトプリルに比し忍容性の点で優り中止例はそれぞれ458例(17%)と624例(23%)であった(p<.0001)。

(結論)

依然ACE阻害薬が重症急性心筋梗塞の第一選択であり、ロサルタンは推奨されない。ロサルタンは忍容性ではカプトプリルより優れてあり、ACE阻害薬投与に耐えられない際の代替薬として考慮されると考えられた。