Comparison of Stenting with
Minimally Invasive Bypass Surgery for Stenosis of the
Left Anterior Descending Coronary Artery
Anno Diegeler, M.D., Holger Thiele, M.D., Volkmar
Falk, M.D. and others
NEJM 347:561-566, 2002
(目的)
minimally invasive direct coronary artery
bypass(MIDCAB)とステントはLAD近位病変の治療として有用であるが、今回2つの治療効果を比較した。
(方法)
LAD近位の高度狭窄がある有症状の220例を対象とした。1次エンドポイントは6ヶ月以内の心臓死、心筋梗塞、再血行再建術の複合心臓イベントとした。
(結果)
ステント群の重要心臓イベント率は31%であり、MIDCAB群では15%であった(p=.02)。この差は主にステント群で29%、MIDCAB群で8%の再血行再建術の差に起因していた(p=.003)。死亡と心筋梗塞の複合率は両群では有意差はみられなかった(ステント群3%、MIDCAB群6%、p=.50)。血管事故はMIDCAB群の方が多かった。6ヶ月後では胸痛なしがステント群で62%、MIDCAB群で79%であった(p=.03)。
(結論)
LAD近位部の高度狭窄病変ではMIDCAB、ステント共に有用である。ステントは周術期のイベントは少なく短期結果は良好で、一方MIDCABは6ヶ月以内の再血行再建術の必要性と胸痛の改善に関して優った。