ASPECT-2

 

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最終更新日 10/10/02

 

 

Aspirin and coumadin after acute coronary syndromes (the ASPECT-2 study): a randomised controlled trial

Robert F van Es, Jan J C Jonker, Freek W A Verheugt and others

The LANCET 360: 109-113, 2002

(目的)

抗血小板薬のアスピリンや抗凝固療法は心筋梗塞後の虚血性イベントの再発を低下させることが知られている。今回急性冠症候群後の長期追跡でこれらの治療のうちどれが最も有効か、またアスピリンと抗凝固薬の併用が単独より有用で、副作用の増加がないかどうかを検討した。

(方法)

53施設の無作為化オープンラベル試験で、999例を低用量アスピリン(80mg/日)、強力な抗凝療法(PT-INR 3.0-4.0)、低用量アスピリンと中等度の抗凝固療法(PT-INR 2.0-2.5)の組み合わせの3群に無作為に割り付けた。

最大26ヶ月まで追跡された。一次複合エンドポイントは心筋梗塞、脳卒中、死亡とした。

(結果)

一次エンドポイントの発生はアスピリン群336例中31例(9%)、抗凝固薬群235例中17例(5%)でありハザード比は0.55(95%信頼区間は0.30-1.00、p=.0479)であり、併用群332例中16例(5%)であり、ハザード比は0.50(95%信頼区間は0.27-0.92、p=.03)であった。

大出血の頻度はアスピリン群で3例(1%)、抗凝固薬群で3例(1%)でハザード比は1.03(95%信頼区間は0.21-5.08, p=1.0)、併用群は7例(2%)でハザード比は2.35(95%信頼区間は0.61-9.10、p=.20)と有意差はなかった。

小出血の頻度はアスピリン群で5%、抗凝固薬群で8%でハザード比1.68(95%信頼区間は0.92-3.07、p=.20)、併用群で15%でハザード比3.13(95%信頼区間は1.82-5.37、p<.0001)で併用群で有意に多かった。164例で薬剤が中止された。

(結論)

急性冠症候群で入院した患者群で強力な抗凝固療法または中等度の抗凝固療法とアスピリンの併用はアスピリン単独より心血管事故の予防に有用であった。

 

(参考資料)

WARIS-II study