OAPS (Office versus
Ambulatory Pressure Study) :Prognostic Value of
Ambulatory Blood-Pressure Recordings in Patients with
Treated Hypertension
Denis L. Clement, M.D., Ph.D., Marc L. De Buyzere,
B.Sc., Dirk A. De Bacquer, Ph.D. and others
NEJM Vol 348:2407-2415, 2003
(目的)
ABPMが外来血圧や他の心血管危険因子とは独立に心血管事故の予測因子になるか否かはあきらかにされていなかった。
(方法)
1963例のABPMと中央値5年(1〜66ヶ月の範囲)の追跡期間での心血管事故の発症の関連を評価した。
(結果)
新規の心血管事故は157例で認められた。年齢、性別、喫煙、糖尿病の有無、血中コレステロールレベル、BMI、高脂血症治療薬、心血管事故の既往歴、外来血圧の諸因子をCox比例ハザードモデルで補正後、ABPMでの収縮期および拡張期血圧の高値は心血管事故の独立した危険因子と認められた。
ABPMでの収縮期血圧が1SD上昇すると心血管事故の補正済みの相対リスクは1.34(95%信頼区間は1.11-1.62)であり、日中の上昇では1.30(95%信頼区間は1.08-1.58)、夜間の上昇では1.27(95%信頼区間は1.07-1.57)であった。
ABPMでの拡張期血圧が1SD上昇すると心血管事故の補正済みの相対リスクは1.21(95%信頼区間は1.01-1.46)であり、日中の上昇では1.24(95%信頼区間は1.03-1.49)、夜間の上昇では1.18(95%信頼区間は0.98-1.40)であった。
(結論)
治療中の高血圧ではABPMによる収縮期、拡張期の高値は外来血圧を含む他の危険因子で補正後でも心血管事故の予測因子となりうることが示された。