AFFIRM Study

 

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最終更新日 04/19/02

 

AFFIRM Study (The Atrial Fibrillation Follow-up Investigation of Rhythm Management Study): Survival of Patients Presenting With Atrial Fibrillation

51st Scientific Session of the American College of Cardiology

Monday, March 18, 2002

(目的)

AFFIRM研究は米国とカナダの多施設にて心房細動(AF)患者を対象におこなわれた。正常洞調律を維持することで得られると推測される利点は

  • 良好な運動耐性と症状の軽減
  • 動脈塞栓のリスク低下
  • 洞調律が維持できれば経口抗凝固療法不要
  • QOLの改善
  • 生存率の改善

などが挙げられるが、AFのレートコントロールのみの治療との得失を検討した。

(方法)

過去6ヶ月に6時間以上のAFの記録がなされた患者を対象とした。12週間内に発作が観察されかつ6ヶ月以上の持続でないAFを対象とした。各群最低2種類の薬剤を投与し、抗凝固薬が内服でき、長期治療可能な対象のみとした。

更に以下の1つ以上の脳卒中の危険因子を有する場合とした。

  • 年齢65歳以上
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • うっ血性心不全
  • 脳卒中またはTIAの既往
  • 左房径が50mm以上
  • 左室径短縮率(FS)25%未満
  • 左室駆出分画(EF)40%未満

(結果)

4060例がエントリーされ、3957例のデータが解析された。平均年齢は70±9歳、39%が女性で、71%に高血圧が認められた。69%がAFは2日以上認められ、36%が初回発作であった。24%で左室機能低下を認めた。

初期治療の内容は
レートコントロール群:ジゴキシン51%、ベータ遮断薬49%、Caブロッカー41%
リズムコントロール群:アミオダロン39%、ソタロール33%、プロパフェノン10%、プロカイナマイド6%
であった。

5年間の追跡にてレートコントロール群でも40%と高率に洞調律化が認められた、リズムコントロール群では60%以上で洞調律化が認められた。

一次エンドポイントの5年間の全死亡率ではレートコントロール群(死亡306例)の方がリズムコントロール群(死亡356例)より統計上はボーダラインだが少なかった(p=.058)。

2次エンドポイント(死亡、非致死的脳卒中、TIA、大出血、心停止の複合)は両群で差はなかった。

(結論)

1)両群とも抗凝固療法は高率におこなわれた。

2)脳卒中を含む2次エンドポイントでは両群に差はみられなかった。

3)脳卒中の大部分はワーファリン非服用者あるいはワーファリン治療中でもPT-INRが2.0未満で生じたので、塞栓の危険因子を持つAFでは十分な抗凝固療法が必要と考えられた。

4)両群でQOLは同じであったが、リズムコントロール群では入院の回数が多かった。

したがって本研究よりレートコントロールはAF治療の第一選択となりうることを示した。