PREVENT研究

 

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最終更新日 02/25/03

 

PREVENT研究 (Long-Term, Low-Intensity Warfarin Therapy for the Prevention of Recurrent Venous Thromboembolism)

深部静脈血栓症再発予防のための長期、低用量ワーファリン療法

Paul M Ridker, M.D., Samuel Z. Goldhaber, M.D., Ellie Danielson, M.I.A. and others

NEJM 2003年;348号

(目的)

深部静脈血栓症の3〜12ヶ月間の再発予防の標準治療はINR2.0〜3.0の中用量のワーファリン投与とされているが、更に長期に渡っての治療についての治療方針については明らかではなかった。

(方法)

特発性深部静脈血栓症で中用量の抗凝固療法を平均6.5ヶ月受けている患者を対象にプラシーボと低用量ワーファリン(目標INR1.5〜2.0)に無作為に振り分けた。深部静脈血栓症と、重大出血事故、死亡について追跡した。

(結果)

研究には508例がエントリーし、最大4.3年間(平均2.1年)まで追跡された時点で中止された。プラシーボ群の253例中37例が深部静脈血栓症を再発(7.2例/100例/年)したのに比し、ワーファリン低用量群では255例中14例にとどまり(2.6例/100例/年)、低用量ワーファリンによるリスク低下は64%であった(危険率0.36、95%信頼限界は0.19〜0.67)。

 

 

このリスク低下は遺伝性の易血栓群を含む全ての層別化されたサブグループでも同様であった。重大な出血事故はプラシーボ群で2例、低用量ワーファリン群で5例で有意差はなかった(p=.25)。死亡はプラシーボ群で8例、低用量ワーファリン群で4例で有意差はなかった(p=.26)。低用量ワーファリン群では深部静脈血栓症の再発、重大出血事故、死亡を含む複合エンドポイントでも48%のリスク低下を示した。

(結論)

低用量ワーファリン療法は深部静脈血栓症の再発予防に極めて有効と考えられた。