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ストレスと循環器病 |
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最終更新日 05/05/02 |
現代社会はストレス社会だといわれています。この場合のストレスは社会的、精神的ストレスのことで、ストレス反応としては怒りや緊張、不安など心理的に表出されます。ストレスはそのほか物理的(暑さ、寒さ、騒音)、化学的(たばこ、酒、排気ガスなど)、生理的(飢え、感染、過労)等があり、全てに生体にとって不快を催すものをいいます。現代社会では増えつづけるストレスに対する「癒し」のニーズが増しています。 ストレス反応は、例えると、いやな敵に出会った状態で、逃亡するか、一戦交えるかになるわけですが、生理的反応としては脈拍が早くなり、血管は収縮し、血圧は上昇します。活動に備えるエネルギーとして糖分が血液中に増加します。これら一連の生理反応がストレス反応です。「激しい運動」をする際と同様の生理的反応ですね。精神的緊張、不安が慢性化すると、こうした一連の生理反応も慢性化します。ストレス反応は脳が刺激を受けて自律神経系の交感神経を興奮させることで起こります。 この自律神経系には生体を緊張させ活動性、戦闘性を高める交感神経と、生体を休息に導く「癒し系」の副交感神経とがあります。ある意味では適度なストレスと癒しを繰り返すことが、自律神経のバランスを程よく保ち、健康生活を続ける上で大切です。 「ストレスは交感神経を刺激する」とストレスが悪者のようにタイトルに書きましたが、ストレスが適度にあってこそ「癒し系」の副交感神経も活性化するわけです。したがってストレスが少なすぎると交感神経、副交感神経の反応が退化します。適度なストレスはあったほうがいいが、ストレスは貯めるなといったところでしょうか。
急性心筋梗塞や脳卒中、不整脈などで急に死亡する「突然死」は医学用語ですが、「過労死」は社会学用語です。「過労死」は過重な労働(職業的ストレス)が引き金となり、高血圧や動脈硬化等の基礎疾患を急激に悪化させて脳血管障害、虚血性心臓病、急性心不全などを急に起こし、生涯労働不能あるいは死亡(突然死)に至った状態とされています。循環器系の病気の危険因子でもある喫煙、過剰飲酒、偏ったり不規則な食事等いろいろな悪い生活習慣により動脈硬化の下地ができ、これに過重な労働が加わると、過労死を招きやすくなります。 まじめで几帳面で責任感が強く、何ごとも徹底的にやらないと気がすまないという徹底型・完ぺき型人間はA型行動性格、反対にのんびり型・マイペース型はB型行動性格と言われます。人間の行動パターンと虚血性心疾患の発生との関係を調べた研究によると、虚血性心疾患ではB型よりもA型行動性格人間に圧倒的に多いとのことです。A型人間は、ストレスもたまりやすくなります。あなたの行動性格は何型ですか?時には仕事を忘れてストレスで傷んだ心身をを癒すのも大切です。規則正しい食事、十分な睡眠、適度な運動や仕事を忘れさせる趣味の時間は全てストレスで傷んだ心身へリフレッシュすなわち「癒し」として働きます。
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