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最終更新日 06/30/02

 

非心臓手術の術前心臓検査のステップ: When and Which Test.

ACC/AHA Guideline Update on Perioperative Cardiovascular Evaluation for Noncardiac Surgery, 2002より抜粋改変


以下の2項目以上に該当?
1.中等度の臨床予測因子
軽症狭心症、陳旧性心筋梗塞、代償性心不全や心不全歴、糖尿病、腎不全
2.低運動耐性(<4 METs)
3.高リスク手術
緊急手術(特に高齢)、大動脈等の大血管手術、末梢動脈手術、大量の体液移動や失血を伴う長時間手術
No→
術前追加検査なし
Yes

冠動脈造影の適応?
Yes→
術前冠動脈造影

No

運動可能?
Yes→
安静時ECG正常?
Yes→

運動負荷心電図

No→

運動負荷エコー又は心筋シンチ(LBBBならペルサンチン又はアデノシン負荷)

No

気管支スパスム?
II度房室ブロック?
テオフィリン依存?
弁機能異常?
No→
症候性不整脈(特に心室頻拍)の既往?
著明な高血圧?
No→

薬物負荷画像診断(シンチ又はエコー)

Yes→

ジピリダモール又はアデノシン負荷シンチ

Yes

症候性不整脈(特に心室頻拍)の既往?
境界又は低血圧?
著明な高血圧?
心エコー観察不能?
No→

ドブタミン負荷エコー又はシンチ

Yes→

その他(ホルター心電図、冠動脈造影など)


運動強度(METs)
日常での動作
1〜3
自分の身の回りのことができる。
食事、服装、トイレが可能
室内歩行可能
平地を1〜2丁を歩ける(3.2〜4.8km/hr)
軽い拭き掃除や食器洗いなどの軽い家事ができる
4丁歩けず、2階へは昇れない
4〜10
2階まで昇れたり、坂を登れる
平地を急ぎ足で歩ける(6.4km/hr)
短い距離なら走れる
床を拭いたり、思い家具を持ったり動かしたりできる。
ゴルフやボーリング、ダンス、テニスのダブルス、ボールを投げるなどのレクレーションは出来る
>10

水泳、テニスのシングル、サッカー、バスケットボール、スキーなどのスポーツができる


カナダ心臓血管協会(CCS)の狭心症重症度分類(軽症はClass I、II、重症はIII、IVを指す)
Class I

日常身体活動では狭心症が起こらないもの。たとえば歩行、階段を昇るなど。しかし、激しいか、急激な長時間にわたる仕事やレクリエーションでは狭心症が起こる。

Class II

日常生活にわずかな制限のあるもの。早足歩行や急いで階段を昇る、坂道を登る、食後や寒冷時、風が吹いているとき、感情的にストレスを受けたとき、または起床後数時間以内に歩いたり階段を昇ったときに狭心症が起こるもの。

Class III

日常生活に明らかに制限のあるもの。1〜2ブロック(50〜100m)の平地歩行や自分のペースで階段を昇っても狭心症が起こるもの。

Class IV

不快感なしに日常生活ができず、安静時にも狭心症状があるもの。


運動負荷心電図による予後判定
リスク分類
虚血を誘発した負荷量
一項目以上の負荷所見
高リスク

<4 METs又はHR<100bpm又はターゲットHRの70%未満

  • H型、S型の0.1mV以上のST低下
  • 非梗塞部位の0.1mV以上のST上昇
  • 5誘導以上の異常
  • 負荷後3分以上の虚血反応
  • 典型的狭心痛
中リスク

4-6 METs又はHR 100-130bpm又はターゲットHRの70-85%

  • H型、S型の0.1mV以上のST低下
  • 典型的狭心痛
  • 負荷後1〜3分以上の虚血反応
  • 3〜4誘導の異常
低リスク

>7 METs又はHR>130bpm又はターゲットHRの85%超

  • H型、S型の0.1mV以上のST低下
  • 典型的狭心痛
  • 1〜2誘導の異常
不適切な負荷

虚血変化なく負荷不十分

最低中リスクレベルくらいまでの負荷でなければ不適切な負荷