24時間携帯血圧計

 

   

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最終更新日 08/19/02

検査の目的

血圧はふつう一日に約10万回もあり1日中同じことはまずありません。活動状態、体調、精神状態や環境でも変動します。寝ている間も動いている間もふくめて血圧を約30分毎に24時間血圧を測るのが24時間携帯血圧計(自由行動下血圧測定、ABPM)検査です。この検査により以下のようなことに役立ちます。

1) 高血圧の程度の判定 ... 高血圧の軽い時期には昼間は高くても夜寝ている間は血圧が下がります。心臓や脳の合併症が進行すると夜寝ている間も高くなることがあります。また心臓や脳の事故は午前中に多いとされています。夜から早朝にかけ血圧が一番高くなる早朝高血圧のタイプを発見できます。

基準の由来
高血圧該当値

米国JNC VI

日中覚醒時 135/80以上 夜間睡眠時 120/75以上

WHO/ISH

125/80以上

ABPMによる高血圧の判定基準は研究者により若干の違いがありますが、右上の表のごとくです。

寝ている間や朝活動している最中は自分ではかることができませんのでこの検査が役に立ちます。

2) 高血圧の治療効果 ... 高血圧の薬(降圧剤)により、一日を通じて血圧がコントロールされているかどうかの判定に用います。降圧が不十分または過度な時間帯があればそれにあわせて降圧剤の服用時間を変更したり、薬を加減します。

3) 白衣高血圧の診断 ... 医師や看護婦が測った血圧は高くても自宅で測ると正常の場合は白衣高血圧と呼ばれ、薬の必要はなく、経過観察でよい場合があります。

4) 高血圧や低血圧と自覚症状の関係 ... 症状が強いばあい症状と血圧の関係をしることができます。

受け付けと検査の場所

当科では診察受付時間帯で、予約が満杯でなければ月〜金曜日まで毎日可能です。

札幌厚生病院では2階の心電図室で器械をつけます。

所要時間

約24時間。器械を体につけるのに約15分かかります。器械をつけてから約24時間後の翌日に心電図の部屋に外来受付を通さず直接来ていただき、器械をはずすことになります。

検査費用

2割負担の方で約1000円、3割負担の方で約1500円です。

検査の実際

右の写真のような器械を24時間つけていただきます。胸に心電図の電極を張り、左腕に血圧測定のためのカフを巻き、それを腰に固定した記録計に接続します。血圧測定のため30分毎に加圧されます。

また検査の最中は起床、就眠時間などを書いていただく日記帳をお渡しします。 なお検査の最中は入浴できません。