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最終更新日 12/16/01
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神経系の指令塔(中枢神経)は脳脊髄神経細胞であり、情報発信、収集は一方通行である末梢神経を介して全ての臓器と結ばれています。末梢神経には体の運動や感覚に関する情報のやりとりをする体性神経系と、反射によって機能し意思の支配を受けずに臓器と情報のやりとりを行い体の環境を維持するための自律神経系(不随意神経系、植物神経系ともいわれる)の2つがあります。 自律神経系は内分泌系とともに呼吸、循環、消化、代謝、分泌など種々の臓器(効果器と称される)の機能調節に関与し、両者を併せて神経体液性調節とも総称されます。 自律神経には自律神経中枢からの下りの命令を伝える交感神経や副交感神経などの遠心性神経と、内臓の情報を指令塔に報告する上りの求心性神経である内臓知覚神経から成り立ちます。 神経は弱い電流を通し情報を伝達する電線に例えられますが、電線の途中で、この電流のスィッチに相当するのが神経節(シナプス)です。この部分では電流ではなく特定の物質(神経伝達物質)が必要に応じ指令塔に近い神経の末端(節前線維)から分泌され、それより遠い神経(節後線維)の受容体(レセプター)で受け取られます。 神経節は、一つの独立した脳といってもいいほど高い機能を持っており、リトルブレイン(小さな脳)とも称されます。例えば、食物を消化するときには内臓に対して、消化液を出すように命令し、消化状態を監視し、消化が終われば、消化液の分泌を停止する命令を出します。神経節は自律神経系の一部として臓器の調節に重要な役割を果たします。 交感神経系では中枢は脊髄にあり、脊髄のすぐそばにある神経節の集合体である交感神経幹とつながっています。副交感神経系の中枢は脳幹および仙髄にあります。交感神経系とは異なり節前線維と節後線維のつながる神経節は効果器のすぐそばにあります。 また交感神経系と副交感神経系とでは、神経伝達物質も異なります。節前線維から節後線維への情報伝達物質はともにアセチルコリンですが、節後線維から効果器への情報伝達物質は、交感神経系の場合はノルアドレナリンであり、副交感神経の場合はアセチルコリンです。 節後線維と臓器(効果器)との間には通常のシナプスはなく、放出された伝達物質は拡散によって組織に広がり、最終的に効果器の受容体に結合し臓器に指令が届きます。 交感神経は急激な変化に対応して体を活発に保とうとして働き(闘争,逃避など)、呼吸循環機能を亢進させ、消化機能を抑制します。副交感神経は体を平穏な状態に保とうと主に安静時に働き、エネルギーを保存したり貯蔵するように作用します。
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